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Manga


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  • 7 悪魔の一目惚れ

    それは大林たいがという男が『スダ高の天使』と呼ばれるようになる前の、新入生オリエンテーションの日のこと。初登校の初日から既に一際目立っていた彼は、しかし周囲の興奮気味の目も気にすることなく堂々と歩いていた。その姿はまるで下界に舞い降りてきた…

  • 6

    私はひたすら走って大林くんを探した。会って、私が気づいた私の本当の気持ちを聞いてほしかった。私が裏庭に行こうと外に出ると、一階の校舎の窓の向こうに、大林くんが男子達と歩いているのが見えた。私はそのまま外から大林くんが見える窓まで走った。「大…

  • 5

    学校の最寄り駅に続く道を一人で歩く。大林くんは結局あれから一言もないまま、授業が終わると帰ってしまった。久しぶりに一人で駅前を歩いている。私の背の高さに目をやる人はたまにいるけれど、やっぱり大林くんといる時ほどじゃない。(あれ、でも私、最近…

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